山田日記

思ったことをつらつらと

金将軍 ロケット発射!

金将軍が長距離ロケット実験を敢行した。
今回のロケット、かの国は相も変わらず「ミサイル」と敵対的な表現を使い報道している。


今回のロケットは数字だけ見ると「最高高度は高度550kmで日本の襟裳岬から見て1180キロ離れた公海上に落下した。」ものである。


ところが、日本の政府は「襟裳岬の東方約1180キロに落下した」と発表し日本メディアもこのように追随した報道している。

 

山田はこの「襟裳岬の東方約1180キロ」という表現に強い違和感を感じる。
確か領海は領土から22.2km。接続水域は44.4kmだ。
1180kmは公海と呼ぶべきところで襟裳岬沖〇〇kmと表現できる位置であろうか?
いつからこの水域は日本の領海になったのだろうか?

考えるまでもなく日本政府は事実以上にこのロケットの脅威をあおりたいのだろう。
だからこそ襟裳岬の直ぐ側に落ちたことを印象づける表現を採択したと思われる。
メディアもそれに乗っかりそのままの表現で報道している。
為政者とそれに乗るメディアの癒着が見て取れる。


さらに、今回のロケットが日本の上空最大高度550kmを通っていることに注目してほしい。

国際法上、高度100km以上は大気圏上となるため領空侵犯にならない。
日本政府は「航空機に被害がないか」などと懸念を示しているが大気圏上を飛ぶ飛行機などあるのだろうか?
旅客機が10kmそこそこだからそのはるか上を飛ぶ我らが金将軍のロケットが影響を与えるはずがない。

 

冷静になって考えるとこのロケット実験は日本の領空、領海などの主権を犯したものでない。だからこそなぜ日本がこんなに騒ぐのか不思議でならない。
Jアラートなるものを発動し物陰に隠れろ、などと言ったらしい。
金将軍のロケットもなめられたものである。


予算削減で失敗ばかりを繰り返すどこかの国のロケットの方がよほど危険である。
かの国のロケット実験の際にJアラートを鳴らしたほうがよほど国民のためであろう。

これで北と戦争だ、と息巻く者もあるが、日本の主権を犯したわけでもないし、はたして日本が自衛権を発動する事ができるか甚だ疑問である。